学習の取り組み方法・必殺技!
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キーワードも大丈夫!となれば、あとは学習するのみです。
ここでは、上のキーワードに沿って学習を効率よく頭に入れるためには、どのように取り組んだらよいかについて、画期的な取り組み方法を紹介しましょう。
最初に、総合旅行業務取扱管理者の国家試験科目を列記してみましょう。
1.旅行業法・旅行業約款 (国家試験の2科目を構成する重要科目です)
2.運送・宿泊約款 (航空運送、宿泊などの契約の基本が約款です)
3.国内運賃・料金 (割引や団体運賃計算の知識は基本です)
4.国内観光知識と実務 (名所旧跡、温泉地、観光名所など)
5.出入国法令と実務 (出入国法令と手続実務など)
6.国際航空運賃・料金 (基礎、タリフの読み方、特殊な運賃計算など)
7.旅行英語・業界専門用語 (一般的なもの、代表的なもの)
8.海外旅行観光知識と実務 (世界遺産、観光地、海外事情、OAG、トーマスクックなど)
次に上の科目をキーワードの考え方に沿って分類してみましょう。
●分類1
【原文に沿ってひたすら記憶する】1、2、7(英語)
業法や約款は、もちろん内容を読んで、どのようなことに関して定められている法律なのか、規定なのかを把握して理解することも大切ですが、何度も繰り返して覚える記憶を必要とするのが1と2と7です。
ポイントは、業法も約款も旅行英語等もある程度、原文に沿って順序を覚えてしまうこと。
業法の1番目は総則、2番目は旅行業について、3番目は旅行業協会について、というように。また約款であれば、1番目は募集型企画旅行契約の部について、2番目は受注型企画旅行契約の部について、さらにその中では順番が1・総則、2・契約の締結…というように。
順序を覚えてから、内容をくっつけて記憶すると、業法や約款の試験問題を読んだときに、業法の何番目に書かれていたかを思い出すことで、自然と内容も思い出せるのが容易になるのです。
記憶するのが苦手な人でも、このようにキーワード分類して一まとめにして覚えておくことで、引き出しから記憶を出しやすくするメリットがあるのです。
●分類2
【インターナショナルな人間になりたい人の常識力】4,7(専門用語)、8
旅行業界で世界を舞台に活躍したいと夢を抱いている人であれば、必ず知っておく必要がある内容です。
トルコという国がどこにあるのか、ダーランはどこの国の都市か、カシミールはどこの観光地かなど、地理的なことはもちろんのこと、時差は日本とどれくらいの差があるか、世界遺産や歴史的建造物はあるか、有名な観光地はどこかなどなど、一般的なことは知っておくことが大切です。
ポイントは、日本から直行便が飛んでいる場所、経由便で入っている国、たくさんの募集型ツアーが組まれている国のように、身近な国から覚えること。そして国際線の航空会社のハブ空港やツーレター、スリーレターコード*と関連させながら理解すると後に役立つことになります。
たとえば、タイ航空=TG=BKK=タイの観光地(パタヤビーチ、プーケット島、カオ・プラ・ウィハーン遺跡、チェンマイ、アユタヤなど)のように。
専門用語も自分が空港でチェックインすることなど想定して、常識として覚えると楽に覚えられるようです。
●分類3
【体験と経験を使って記憶する】5と8(タリフの見方など)
「百聞は一見にしかず」という諺があります。人間は100回聞くよりもたった1回見たほうがわかるということですよね。知識を詰め込んでいるだけでは、きっと忘れてしまうだろうことも、経験や体験にしてしまえば、忘れないという真理を利用した勉強法です。
特にこの5と8に関しては、実際に目で見たり、使用する場所を確認したり、書類を作成してみたりして実践体験を伴うことで記憶するのが容易となる学習内容なのです。
ポイントは、自分で実際にやってみる。また行ってみる。です。
たとえば旅券の申請について、細かい情報や資料は自分が申請してみる。実際に申請書をもらってきて見たことがある人なら、おおまかなことは理解できるようになります。
また、出国手続きについてのE/Dカードをもらって書いてみる。両替はどうすればよいか、予防注射やビザは必要かなど、実際に手にしたり、各関係所、空港や旅券課に出向いてみたりすることで、関連させて確実に理解できるようになるわけです。
外務省 旅券(パスポート)A to Z ホームページ
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/passport/index.html
日本国内 パスポート担当窓口 一覧
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/passport/pass_6.html
●分類4
【経験値を蓄える】3、6
運賃計算や計算の仕方などについては、もう受験経験のある人なら誰もが知っている方法です。とにかく記憶や理解よりも、何度も何度も問題を解いて覚えるという方法です。練習問題や過去の国家試験問題をたくさん解いていくことで、経験値として力がついてきます。
ポイントは、運賃計算についての「考え方」をまずは理解することです。
JRの鉄道運賃にしても、国際線のノーマルオープンジョーにしても、団体割引運賃にしても、実際に旅行業界に入って実務上運賃計算をするなどということは、ほとんどとありません。
運賃計算・発券ともにコンピューターがやってくれるからです。今は違いますが、コンピューターが旅行業界に導入する以前では、運賃計算も発見も人力でしているときがありました。
運賃計算や方法についての「考え方」を理解していることと、知識として知っていることがまずは大切で、あとはひたすら経験値を積むことが一番の方法なのです。
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