出入国の手続きについて
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渡航手続き(旅券、査証、予防接種、外貨など)は、海外旅行の基本的な仕事の一つです。
日本の出入国手続きは、お客様をまごつかせないために。外国での出入国手続きに必要な目的地の入国カードは TIM の活用をする。主要国出入国書類記入例をお客様へ案内資料として手渡すなど、渡航に関する重要な業務が含まれています。
法令と照らし合わせて実務とあわせて体験しながら学習することが必要です。
1)日本の出国手続き
①出国手続きの順序
成田空港第1旅客ターミナルの場合:税関審査→出国審査→手荷物等ハイジャック検査
成田空港第2旅客ターミナルの場合:手荷物等ハイジャック検査→税関審査→出国審査
②出国審査 必要書類は旅券と搭乗券
2)外国での出入国手続き
①外国での入国手続きの順序
空港到着→検疫→入国審査→荷物受取り→税関→到着ロビー
②外国での出国手続きの順序
搭乗手続き→税関→出国審査→セキュリティーチェック→搭乗→出発
③外国の出入国管理と通関規則「TIM」(Travel Information Manual)の見方
*TIMはIATA加盟の航空会社によって、共同出版されている英文の月刊誌です。
記載内容は、パスポート、査証、検疫、税金、通関、通過規則情報、そして世界200カ国もの出入国管理規則などが記載されています。
3)日本の入国手続き
①入国手続きの順序
航空機到着→検疫→入国審査→荷物受取リ→動植物検疫→税関申告→到着ロビー
②植物検疫
外国から持ち帰ってきた植物にも、検疫が行なわれます。植物防疫法では、海外からの植物害虫や有害植物が入り込むのを防ぐために輸入の制限が行なわれています。
③動物検疫
外国から持ち込む動物および畜産品は、家畜伝染病予防法の定めによって、検疫を行ないます。
④税関
○旅具通関の手続き
関税法では、旅行者が個人的に使用するために持ち帰った品物の輸入通関手続きは、一般的に「旅具通関」といわれる簡易な通関手続きを行うことができるようになっています。原則では口頭による申告でよいとされています。
○携帯品・別送品の申告
携帯品および別送品に関する持込みは、原則は口頭によって税関に申告します。
★ワンポイントアドバイス
*E/Dカードとは
旅行業界人なら誰でも知っているEDカード。Embarkation & Disembarkation Cardの略で、出入国管理カードのことです。また別名*イミグレーションカードとも呼んでいます。
国際線の飛行機に搭乗手続きをするチェックインのとき、または機内で到着前にE/Dカードが配られます。E/Dカードの書式は、各国ごとに異なっていますが、記入項目はほとんど同じです。
旅行会社にもお客様へ事前に提供するサービスとして、保管している場合もあります。
(*イミグレーション(Immigration Control)とは出入国管理のことで、空港での出入国審査のことをいいます。イミグレーションで入国審査後、入国が許可されるとパスポートの査証欄に入国スタンプが押されるのです。)
法務省入国管理局のホームページ
https://www.immi-moj.go.jp/
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